こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
いい質問が来ました。
■ロング料金とは?
本当に良い質問です。
そのままになりますが、ロングの場合は料金がプラスになるということでしょう。
ちなみに美容室によってロングの規定は違います。
例えば、
・肩下からロング料金をいただく
・鎖骨下からロング料金をいただく
・肩下何センチからロング料金をいただく
などの規定や
・ミディアムは+~円
・ロングは+~円
・スーパーロングは~円
などの規定の方法もあるかと思います。
その辺の規定は美容室のオーナーにしかわからないのですが、
ではなぜショートよりもロングの方がお金がかかるのか?
ということを考察していきます。
●時間がかかる
これはロング料金の1つの理由で間違いないでしょう。
ロングの場合は
・乾かす時間が長い
・カラー塗布の時間もかかる
・縮毛矯正などのアイロン時間や薬剤塗布も時間がかかる
・パーマも巻く回転数や薬剤塗布が繊細になる
・シャンプーも時間かかる
などど、ロングはショートに比べて全ての時間がかかります。
美容師は基本的に技術の対価として料金をいただいていますが、時間を使って技術を提供しているので、時間の対価として料金をいただいているとも言い換えることが出来ます。
例えば
・ショートのカットカラートリートメント1万円が1時間半
・ロングのカットカラートリートメント1万円が2時間
だと技術料金が一緒でも、
ショートだと30分で3300円、ロングだと30分2500円と時間単価が違いますよね。
それの帳尻を合わせるためのロング料金という考え方が1つ。
●薬剤の使用量が多い
これも大きな要素の1つになります。
ショートだとカラー全体塗るのに1剤と2剤合わせて100g使ったとしましょう。
ロングだと200g使うこともあります。
売上が同じ場合、粗利(売上ー経費)はショートの方が高くなります。
もちろんシャンプー剤の量、縮毛矯正の薬剤の量、更に言えば光熱費などもロングの方がかかります。
その価格を埋めるためのロング料金という考え方が出来ます。
■提供する髪型で価値を伝えたい
上記ではあくまで客観的な角度からであり、
ここからは持論になりますが、
自分は髪型を提供するということに価値を伝えていきたい。
と考えています。
髪の長さで料金が変わるのはしっくりとこないなー、と。
ロングだから一生懸命やっているのか?ショートだから手を抜いているのか?
違う。
ロングとショートで、今まで培ってきた技術や知識を伝える方法やモチベーションに差があるのか?
違う。
ロングとショートで、美容師としてのこだわりに差があるのか?
違う。
ショートは損?ロングは得?となってしまうのか?
そうじゃない。
本当はロングが良いのに高いからミディアムで〜とか、
更に安くなるからショートで〜
とかも違う。
個人的には
適正なメニューで、お店もしくは美容師が決めた価格で髪型を提供することが大事だと思っています。
だからロング料金は賛成できないけど、技術レベルによる価値に比例して価格が上がっていくことも当然だと考えているので、
指名料金やスタイリスト別の料金設定などは賛成派です。
個人的には、そのぐらい魂込めた髪型を提供したいというお話。
最後はあくまで個人的見解なので、参考までに。
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ちゃお!
こんにちは!阿武隈川さん、いつもお世話になっています! 素朴な疑問ですが、、美容室でよく聞く、ロング料金とはどういうことでしょうか?!