こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
■縮毛矯正とは
今回は、このチョコレートが柔らかくするための一番大事な縮毛矯正の薬剤(1液・1剤)の髪質に合わせた選び方について。
■縮毛矯正の薬剤(1液・1剤)を流すタイミングは【1回】しかないことが難しい
これが縮毛矯正の一番難しいところ。
なぜかと言うと、
同じ人の髪の毛でも、【表面と内側】や【根元~毛先】により、クセとダメージレベルが全く違うから
■【表面と内側、根元~毛先】では、ダメージとクセの状態がまるで違う
同じ人の髪の毛でも、
ご覧の通り、髪質は全然違います。
基本的には
◆ダメージ大=傷みやすい=縮毛の薬剤の浸透が速い→アルカリ剤を控える
◆ダメージ小=傷みづらい=健康=アルカリ剤が必要
◆クセ大→還元力が必要=還元剤はアルカリ領域で力を発揮しやすい→傷みやすい
◆クセ小→還元力を控える
今回の場合、
●一番傷みやすいところは【表面の毛先】で、クセは伸ばしたいけど、一番気を付けなくてはいけないところ。傷みすぎると
いわゆる最悪の状態の、ビビり毛や断毛の原因となり、切るしか方法はなくなります。
●一番傷みづらくて、クセが伸びづらいのは【内側の根元】
ここはアルカリ力も還元力も必要ですが、
このお客様の場合は、傷みやすい場所に薬剤がついた瞬間に
ビビり毛or断毛に即なります。
◆今回は、縮毛矯正の薬剤を5種類を用意し、ダメージやクセにより使い分け、更に時間差でも細かく塗り分けております。
なぜ、そこまでするのか?
全ての髪の毛が【縮毛がかかる状態】&【ダメージが最小限】になる一瞬のタイミングにお流しを合わせる【薬剤選定】をしなければならないから。
これが縮毛矯正の一番難しいところであり、
全ての条件を満たすと
このように、綺麗に縮毛矯正が出来ます。
■薬剤選定で大事なことは【軟化と還元】を理解して、髪質に合わせること
薬剤の成分(アルカリ剤・還元剤)はたくさんあり、
それに伴い縮毛矯正の薬剤も無数にあります。
各メーカーが出している薬剤の何が良い悪いなども重要ですが、それよりも【髪質に合わせた薬剤選定】の方が重要になります。
■縮毛矯正は、ただクセを伸ばすだけではなく、【髪型を造る】ことも出来る
縮毛矯正は、ただ単にクセを伸ばすだけではありません。
縮毛矯正は、パーマの1種であり、縮毛矯正でカットと連動し、ストレートヘアーの髪型を造ることが出来ます。
例えば、
- まっすぐなストレート
- 毛先だけ丸みのあるストレート
- 全体的に丸みのあるストレート
- しっかりとした質感のストレート
- 柔らかい質感のストレート
など、
縮毛矯正はカットと連動することで、様々なストレートが表現出来ます。
【チオ系の薬剤】は、しっかりとしている質感を造ることが得意です。
【シス系の薬剤】は、やわらかい質感を造ることが得意です。
【GMT・スピエラ】は、アルカリ剤を入れなくても、髪本来の弱酸性領域で、還元力を発揮するので、アルカリでのダメージの質感は抑えられます。
それぞれの特性を理解して活かし、クセを伸ばしたり、広がりを抑えることが大前提で、
お客様のなりたい髪型や髪の質感にコントロールしていくことが重要になります。
※既にダメージし過ぎている髪の毛(過軟化)や、クセが強すぎる場合には出来ません
■1番大事なのは、【美容師】
縮毛矯正の薬剤選定において、大事なことは
信頼出来る美容師を探すこと。
- 毛髪診断が出来る美容師
- 薬剤知識がある美容師
- 意味のある経験をふんでいる美容師(ただ単に経験年数が多いわけではなく)
- 【なりたい】を汲み取ってくれる美容師
- それらを実現できる技術力のある美容師(次のブログ参照)
【上手な縮毛矯正の薬剤選定】とは
【毛髪診断×知識×経験×お客様の悩み×お客様のなりたい×カットとの連動】が出来る【美容師】
に他なりません。
ちゃお!
阿武隈川 弘 アブログ
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