縮毛矯正の持ちが悪い原因

こんにちは

縮毛職人

阿武隈川です。

 

■縮毛矯正の持ちには、洗い流さないトリートメントが必要?

匿名
こんばんは。いつもお世話になっております。奥様とのご様子、いつも羨ましく拝見しております。お二人のような幸せな結婚に憧れます。 今回、1ヶ月ぐらいだったところで急に髪がまとまらなくなってしまいました。 縮毛職人に縮毛を施していただき、短めですが、軽くしすぎないカットのご提案でまとまりも重視したつもりです。 以前お願いした時は、そのようなことはなく大変満足していたところに、今回はどうしたものかと思っていました。 日々悩んでいる中で、一つ違いに気がつきました。ドライヤー前につけていたオイルを使わなくなったからなのではないか?!という事です。 やはり、まとまりや艶などは、オイルやスタイリング剤ありきなのでしょうか… 私は何もしないノーマルな髪でも、サラサラ綺麗にまとまる髪を手に入れたいです。

ご質問ありがとうございます。

1ヶ月経過でまとまりづらくなってしまったこと、本当に申し訳ありません。

つい先日では、このようなご質問をいただき、こちらのブログを書かせていただきました。

このようにおっしゃっていただけることはとてもありがたいことです、本当にありがとうございます。

自分はお客様をずっと担当させていただきたいと思っており、そのためには慢心せず日々技術を磨いていかなくてはならないと思っています。

 

このようなことが続いているということは本当に良くないことですが、美容師としてはおっしゃっていただけないと気付きづらいことでもあります。

自分の中では1人1人のお客様に真摯に向き合っているつもりですが、あまえが出ているのだと思います。

おっしゃっていただくことで、毎日気を引き締めてお客様一人一人に向き合うことが出来ます。

本当にありがとうございます。

 

前回のブログ同様、

反省の念も込めて、また、今このブログを読んでいただいている全国の同じ境遇の方々にとって役に立つブログにしていけたらと思います。

ここからは、自分の反省の内容を込めすぎると内容が偏ってしまうので、客観的に書かせていただきたいと思います。

ご質問いただいた方に、ご理解いただけたら幸いです。

 

■縮毛矯正は1ヶ月では落ちない

 

通常、縮毛矯正は1ヶ月では落ちません。

基本的に縮毛矯正がかかっていない場合は仕上がりの時からかかっていない場合や1週間以内に落ちてしまうものです。

原因としては様々なことが考えられますが、

1液の作用不足や塗布ムラ、アイロンの操作ミス、2液の塗布残しが主な原因になります。

 

ショートスタイルなら髪型や髪質によっては1.5〜2ヶ月後には影響が出てくることも考えられますが、1ヶ月でまとまりが悪くなったということはカットか縮毛矯正かダメージのいずれかに問題があるのかと思います。

 

■カットの可能性

カットの可能性で考えられるとしたら、夏なのでいつもよりも段を入れて軽やかにしたか、前回の感想を聞いて、もう少し軽くしてもいけるかと思ったからだと思います。

基本的には縮毛矯正が必要なお客様の場合は多毛で癖毛の方が多いので、求められる軽やかさ(段)や軽さをなるべく提供したい、叶えたいと思っています。

 

最初に担当させていただく時はなるべく重めに仕上げて無難にまとまりを重視しますが、もし前回それで大丈夫だった場合は、もっと理想の髪型に近づけていこうと考えます。

 

なので、そこで前回よりも軽やかなカットや軽いカットを提供したということが考えられます。

もしくはカットの切り方を変えたパターンです。

僕は日々勉強しているので、新しい切り方などを学びます。

学んだ上で良いと思ったら取り入れていきます。

それが合わなかったのかもしれません。

 

■縮毛矯正の場合

縮毛矯正で考えられる可能性は、縮毛矯正の1液を前回よりも弱くしたパターンです。

縮毛矯正はダメージが大きいメニューです。

クセを伸ばすのは大前提ですが、お客様のために出来る限りダメージを最小限に抑えたいと思っています。

毎回同じ薬剤を使うのではなく、毎回もっといい方法、いい薬剤の選定はないかと試行錯誤しています。

 

■ダメージの場合

ダメージで考えられる可能性は、日常でのダメージです。

髪の毛はダメージをすることで、スタイルのキープが出来にくくなっていきます。

例えば、大ダメージしているお客様に縮毛矯正をさせていただく場合は、

縮毛矯正で癖が伸びても、ダメージでのパサつきや広がりが起きる可能性があるということをお伝えしています。

また、日頃のケアが行き届かない場合、例えば縮毛矯正直後に乾かさないで寝る、タオルドライをゴシゴシ摩擦をかけて拭く、市販のシャンプーを使用する(ハイダメージ毛以外はこれで落ちるとは思いませんが)、縮毛直後に海やプールに行くなどした場合は縮毛矯正の持ちがあまくなることは充分あります。

 

■原因は洗い流さないトリートメントの効果なのか

正直洗い流さないトリートメントではないと、思います。

よっぽどのハイダメージ毛、乾燥毛ならあり得る話だとは思いますが。

1ヶ月間は髪型がキープされたということは縮毛矯正があまかったというわけではないと、思います。

ご自宅でのケア方法などにお変わりがなければ、

おそらく原因はカットではないかと思います。

 

ですが、ショートスタイルの場合は、厳密にはカットと縮毛矯正の連動が非常に大事になってくる難しいスタイルになってきます。

カットと縮毛矯正が連動していないだけでもスタイルの持ちは悪くなります。

やはりカットと縮毛矯正の連動という面で、100回やったら100回同じ仕上がりにするということは非常に困難なことであり、まだまだ自分自身があまいということです。

 

悲しい思いをさせてしまい本当に申し訳ございませんが、出来たら次回もご来店していただき、このマシュマロに関しては触れずに前回の感想を教えていただけると非常に嬉しく思います。

 

もっと上手くなることで素敵な仕上がりを提供出来るように、日々精進していきます。

 

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このような内容も他のお客様が阿武隈川に言いやすい環境になれば嬉しく思います!

お客様と一緒に髪型をつくっていける美容師として、お客様のお役に立たせて頂けたらと思います。

 

このようにおっしゃっていただくことで、最近自分の造るスタイル、お客様の気持ちという部分を、

より深く見つめ直して考えるきっかけになっています。

何事も言いやすい自分作り、美容師として提供する髪型、お客様の悩みや要望を汲み取る力、全てもっとレベルアップしていくように努めていきます。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

阿武隈川 弘 アブログ

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