こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
もうsummerですね。
summerと言えば海やプールに行きたくなりますよね。
とってもわかります。
ではここで、
美容師、阿武隈川からのアドバイスを。
阿武隈川は、
海水やプールの水は、【弱めのパーマ液】と変わらないと考えています。
それについて、詳しく説明していきます。
■海水の成分による、髪への悪影響
(阿武隈川、かっこいい)
●塩化マグネシウム
髪の主な成分であるケラチン(タンパク質)を固めてしまい、髪がきしむ原因となります。さらに放置したり残っていると、ケラチンが溶け出してしまいます。
●硫酸マグネシウム・硫酸カルシウム
硫酸が含まれているので、髪への負担も大きくなり傷むを引き起こす原因になります。
●海水のpH
海水表面のpHは7.9~8.4の弱アルカリ性
そして
髪の毛の、pHは5.5の弱酸性
pHは髪の毛のイオン結合と密接な関係にあります。
海水は髪の毛との相性は悪く、傷みます。
●紫外線
紫外線は濡れているときの方が影響を及ぼします。
更に海水は不純物が多いため、髪同士がこすれると、摩擦によりキューティクルがさらに剥がれてしまいます。バサバサになります。
●プランクトン
海水に含まれるプランクトンや雑菌が髪に残ると、頭皮や毛穴で繁殖してしまい、頭皮の酸化が起こり、今後生えてくる髪の毛が弱くなります。
■プールの成分による、髪への悪影響
●塩素
塩素は、いわゆる台所用等の漂白剤と同じ成分と言えます。
プールでの塩素濃度の基準は定められていますが、それでも髪の毛や皮膚に対する影響はかなり大きいです
●塩素のpHは5.8~8.6以下と定められている
先程の海水と同じで弱アルカリ性なので、弱酸性の髪の毛との相性は悪く、傷みます。
また、髪の毛が塩素の漂白作用により脱色されて、段々茶髪になってきます。
毛先の色味や白髪染めなど、海水同様、退色が早くなってしまいます。
■海やプール《直後》のヘアケア方法
●美容室のシャンプー&トリートメントを使う
美容室のシャンプー&トリートメントは、弱酸性です。
海水やプールのアルカリ性の水を除去し、指通りを良くしてくれます。
●クエン酸を溶かした水(もしくはレモン水)などで、アルカリ除去
場所によっては、シャンプーやトリートメントの使用を禁止されていると思います。
そのような時は、予めクエン酸を溶かした水やレモン水をペットボトルで持参。
(500ミリに対して、クエン酸小さじ1弱)
こちらもアルカリ除去を行います。
●洗い流さないトリートメントは必須
特にトリートメントを使えずに、
クエン酸水やレモン水を使用した場合は、酸により髪の毛が収斂し、キシキシになります。
そのために、
洗い流さないトリートメントでサラサラにします。
出来れば、抗酸化作用のあるアルガンオイルをおすすめします。
(モロッカンオイル、oggiottoオイル)
●コーム(くし)でしっかりととかす
洗い流さないトリートメントをつけた後は、
必ずコーム(くし)でとかします。
海水やプールの水で絡まったまま放置すると、髪の毛が切れる原因になります。
■しっかり乾かす
もしドライヤーが使えるなら、しっかりと乾かしましょう
■いつから海やプールは大丈夫?
正直、
髪質・髪型を綺麗にしたいのであれば、海やプールは、一切入らない方が良いです。
百歩譲って、カラーは色が抜けるだけなので、まだマシです。
ですが、
縮毛矯正とパーマはとれる可能性が大なので、仕上がりの保障が出来ません。
もし入るならば、
一週間後。
でも出来たら入らないでください。
なんと言っても海やプールは弱めのパーマ液ですからね。
パーマ液でかけた縮毛矯正とパーマとの相性は最悪です。
■美容室の予約のタイミングは、いつが良い?
ということで、
順番は海orプール→美容室
です。
先に美容室は、絶対にダメです。
これで、髪も綺麗なまま夏を楽しんでいただけたらと思います!
ご不明な点は、ラインでも聞いてくださいね!
ちゃお!