こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
アブログを見てのお客様が新規指名、もちろん縮毛矯正のご予約で来てくれました。
ありがたき幸せです。
Google先生で、鶴ヶ峰 縮毛矯正 上手い
で検索をかけると、
1ページ目に
(旧アブログですが)
2ページ目にも、すでに当ブログである、Newアブログも載っています。
ありがたや。
ということで、
今回のお客様
■Before
(変な光が射し込んでしまってますが)
■カウンセリング
「おまかせ」
ありがたいです。
■おまかせの時の考え方
まず、大前提として、
美容師は、現状からしか髪型を造れない。
ということを基に進めていきます。
①過去の履歴を聴く
特に初めてのお客様は、ここが大切。
最後の縮毛矯正は8ヶ月前、カット・カラーは4ヶ月前。
芸能人の吉瀬美智子さんをイメージした仕上がりにしたそう。
②現状を見る
この赤いラインより下の部分が
軽すぎる
ということがわかるかと思います。
このぐらい軽くなってしまっていると、
縮毛矯正をしても、絶対にまとまりません。
③髪の毛を触る
クセはぼちぼちありますが、強すぎるわけでもない。
また、毛先はとても軽くなっているが、伸びてきた根元部分は髪の毛が多い。
髪の毛が傷んで見えますが、実際にはさほど傷んでなかったので、【カットで軽くしすぎ】が原因と判断。
④髪の毛の長さに、こだわりはあるか。の確認
今回は、長さもおまかせということで、短くても大丈夫とのお言葉を。
この時点で、今回の髪型の長さは決まりました(赤いラインより下はカット)。
あとは形をつくるためのイメージを共有していきます。
⑤ファッションや雰囲気を見る
カジュアルなファッションだったので、可愛すぎない、大人なショートが好きと判断。
(事前に吉瀬美智子さんが好きということもヒントに)
他にもおまかせの場合は、色々考えることもありますが、
基本的には現状からの消去法で、おまかせの髪型は導かれてきます。
■トリートメント97%の薬剤を使用
■After
とっても軽やかで、シルエットの良い仕上がりになりました。
■ショートの縮毛矯正&カットは、とてつもなく難しい
ショートの縮毛矯正&カットは、本当に難しいです。
①縮毛矯正で丸みをしっかりと出すこと。
②カットでも丸みを出すこと。(まっすぐなりやすいため)
③特に縮毛矯正をされる方は、生え癖が強いので、髪の毛が落ちる位置を見極めて、カットの形と毛量調整
④骨格に合わせた段を入れて、【軽くしすぎず、軽く魅せる】ことと、【軽くしすぎるのではなく、いらない重さだけをとる】ということのバランスを見極める(先程の赤いラインより下にならないように)
考え方と技術力が問われます。
■吉瀬美智子さん風のショートスタイルは、【動かすショート】のため【スタイリング剤】が必須
例えば、
こちらの縮毛矯正&カットの場合、
ショートボブベースのため、
動かすショートよりかは、面をキレイに魅せるショート。
このような髪型の場合は、スタイリング剤は洗い流さないトリートメントなどでも大丈夫ですが、
今回のような
動かすショートの場合は、
スタイリング剤が必須
今回はN.(エヌドット)のセラム
(売り切れてたから、買えなかったけど)
まとまる縮毛矯正&軽くするのではなく、段(レイヤー)で動くカットの土台を、スタイリング剤で動かす。
ということです
■見比べてみる
■余談ですが、縮毛矯正はショートよりもロングの方が持ちが良いし、手入れが楽
ショートのカットは複雑ですし、
短いので、縮毛矯正の頻度が上がります。
今回は、先程の赤いラインまでどうしてもカットした方が良かったのでショートに。
ただ、
縮毛矯正をされる方でも、ショートスタイルは可能です。
(難しいから、阿武隈川が苦戦するだけ)
ご参考までに。
ちゃお!