こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
需要があるのかわかりませんが、書きたいから書きます。
昨年のMereve.Nオープン後にデビューさせた
阿武隈川の愛用する
2代目RRL(ダブルアールエル)のデニム
昨年7月末に購入し、
10月1日から履き始め、
先日、ついに封印しました。
(RRLはラルフローレンのヴィンテージライン)
■阿武隈川流のデニムの育て方とは?
まず、
阿武隈川はデニムを購入する際、
リジット
という状態のデニムを購入します。
(これは1万円だったので最近購入した、未使用のリーバイスのリジット)
また、
サイズはなるべくジャストサイズを
(阿武隈川のジャストは28インチですが、シルエット的に29インチを)
■リジットデニムとは?
未洗いの状態で、糊がついたままの状態のデニム。
なので、文字通り
固い状態。
バキバキな状態。
■リジットデニムから履き始めたい理由
リジットデニムは、バキバキなため、
ヒゲ(アタリ・ハチノス)がくっきりとつきやすい。
というメリットがあります。
ヒゲとは、
しゃがんだり、動いたりした時に出来る
シワの線のこと。
(ざっくりとした説明)
固ければ固い方が、このヒゲがくっきりと刻まれます。
また、
ジャストサイズの方が、キレイにヒゲがつきます。
阿武隈川の場合、
リジットデニムを、1度も洗わずに3ヶ月間毎日履くことで、デニムに【ヒゲ】をしっかりと刻み込みます。
■デニムの洗い方
10月1日から履き始めた、2代目RRLのデニムは、12月31日に洗いました。
ここでポイント。
洗剤は使わない。
洗剤を使うと、
デニムのインディゴ染めが落ちすぎるから。
(そのため、裏返しで洗濯機で洗濯。洗濯機を使わず、お風呂で洗ったり、履いたままお風呂に入る方法もある。)
染料が落ちすぎると、ヒゲがキレイに出づらくなっていきます。
デニムをカッコ良く育てるには、いかに最初にヒゲを作れるか。
にかかっていると言っても過言ではありません。
■デニムの干し方
デニムが日焼けすることにより、色落ちしてほしくないため、
阿武隈川は、
裏返しにし、日陰での室外干しを推奨しております。
■洗剤を使わなくて、衛生的に大丈夫にする方法
当然毎日履くデニム。
汗をかくと、皮脂がデニムにつき、生地は傷んでいきますし、酸化した皮脂が臭いを放ち、衛生的にも不衛生になるでしょう。
ですが、洗剤を使うと、キレイなヒゲは出来ません。
ここで阿武隈川が編み出した策。
阿武隈川がヒゲをつくるために履く期間は
10月初日~3月末日の半年間
なぜかというと
阿武隈川は、この時期には【タイツ】を履きます。
タイツを履くことで、直接地肌とデニムを触れさせないようにします。
■成功事例を、【初代RRL】のデニムで見てみる
購入時
6ヶ月経過(2代目のRRLの現在)
1年6ヶ月経過(初代RRL)
2年6ヶ月経過(初代RRLの現在)
ドンドン刻まれてきていることが、おわかりになるかと思います。
■加工品のデニムよりも当然カッコ良くなるし、なによりも自分の身体に沿ったヒゲ(シワ)が刻まれる
このヒゲは、阿武隈川の体型や姿勢のクセ、もっと言えば【美容師をしている時に動いてできたヒゲ】でもあります。
カラー剤がついてしまっている箇所もあります。
ですが、
それが、
阿武隈川という人物の刻んできた2年6ヶ月間の生きた証。
そこには、
男のロマン
があります。
現在のデニムはストーンウォッシュ加工が素晴らしく、UNIQLOなどでも本当にキレイなダメージ加工が施されております。
ですが、
デニムと共に歴史を刻むことにロマンを感じるという付加価値は味わえません。
■私服勤務が可能な職業の方には、おすすめ
デニムは作業着であるため、
オフィスカジュアルにもなりません。
ですが、
デニムで働くことが許可されている方には、働きながらデニムを育てることを本当にオススメします。
■2~4万円ぐらいで買えるし、長い目で考えると、価格もすごく安くなる
阿武隈川が履いている
RRL(ラルフローレンのヴィンテージライン)のデニムは約3万円。
他にも阿武隈川が育ててきた
リーバイスのヴィンテージ復刻ラインのデニムも約3万円。
リジットのデニムは無加工のため、費用がかかっていないため、RRLやリーバイスのようなブランド物でも3万円ぐらいで購入が可能です。
阿武隈川は、
新しいリジットデニムは、早くても2年間に1回しか購入しません。
24ヶ月で3万円。
1ヶ月で1250円。
とてつもなく安いです。
ちなみにデニムは穴が開くまで育てることが可能
(リーバイスの501ビッグEの復刻。穴が空く直前)
このデニムは、さすがに美容室で履くには汚く見えるので履きませんが、
休日などに履くと、男性からはかなり評判が良いです。
毎日服を選ぶ煩わしさからも解放されます。
ぜひデニムを育てましょう!
ちゃお!