こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
さて、最近の阿武隈川はというと、
ヘアドネーションをさせていただきました。
■ヘアドネーションとは?
初めて聞く方もいるかもしれないので、軽く説明を。
ヘアドネーションとは
頭皮・頭髪に関わる何らかの病気が原因で髪の毛を失い、ウィッグを必要としている子ども達に、医療用ウィッグの原料となる毛髪を間接的に提供すること。
寄付された髪の毛は、当団体によって選別・加工の工程を繰り返したのち、ウィッグとして生まれ変わり、レシピエントの元に届けられています。
(JHD&C参照)
ということになっております。
■ヘアドネーションのウィッグに出来る髪の毛の条件とは?
ようするに、
長さがあれば、大体の方は寄付することが出来ます。
(寄付の郵送は当社でも受け付けます。ですが、寄付・ボランティアという意味も含め、完全に阿武隈川個人の価値観になりますが、ご本人が郵送まですることに、意味がある。と考えております。)
■ヘアドネーションをしてくれる小学6年生の女の子を担当させていただいた。
この日のために、一生懸命伸ばしてきてくれたという女の子。
女の子の【心の優しさ】、そしてご両親がとても素敵で愛情をたくさん注いでるのだなー、と感動しました。
いつか自分にも子供が出来たら、
誰かの役に立つ優しい子になってほしいし、
また、自分自身も立派な父親でありたいと思います。
■ヘアドネーションの美容室でのやり方
◆ヘアドネーションBefore
カットをする前に、ゴムでくくります。
31センチの長さを確保する必要があります。
(毛束の厚みは、ゴムがとれない厚み)
(31センチ未満でも受け付けてくれます)
そして
◆ヘアドネーションをしたAfter
このような状態へ。
■女性にとって、髪の毛は命
カットした部分は
このようになります。
これを更に1つに束ねて、
お持ち帰りいただき、ご本人にご郵送していただきました。
本当に素敵な教育でもあるなー、と感じます。
さて、
髪の毛は、この長さになるまでに5~6年の歳月が必要です。
小学6年生の子にとったら、人生の半分を共に過ごしてきた髪の毛。
一番成長が著しい、この5~6年間。
嬉しいときも、悲しいときも、楽しいときも、辛いときも、いつも一緒だったことと思います。
髪の毛をカットすることは一瞬ですが、【髪の毛】という尊さを忘れずに、美容師に励んでいきたいと改めて思います。
■もちろん、ヘアドネーション後のカットも一生懸命させていただきました。
あの長さからバッサリとカットをすると、
軽くしたことのない髪の毛しか残らず、かなりの重みがあります。
ヘアドネーション後の裾の形をキレイに整え、
しっかりと毛量を調整します。
■美容師は最高に幸せな仕事
人生の半分を共に過ごしてきた髪の毛。
思い出のたくさんつまった髪の毛を、
寄付する
という優しい心に触れることが出来、
またその優しい心を
美容の業を通じて、力添えが出来る。
そして、
■新生活、4月から中学生になる子の、髪型をキレイにすることで、【少しでも背中を押すことが出来る】
きっとこれから
一気に友達も増えて、
部活も始まって、
先輩や後輩も出来て、
勉強も難しくなって、
進路も考えなくてはいけなくて。
楽しいことも、悩むときもいっぱいあるかもしれないけれど、
その優しい心があれば、必ず味方がいてくれる。
子供の成長って、幸せですね。
阿武隈川はまだ子供をもつ大変さとかはしらなくて、良い面やかわいい面しかしらないから無責任ですが、
阿武隈川も子供がほしいです。
ちゃお!