こんにちは
縮毛職人
阿武隈川です。
今回は、
【美容師の技術】ではなく、
【美容室においてのサービス】についてを、
自身の整理という意味も兼ねて、
完全に主観で、書きます。
■特別なサービスをしたくない、というサービス
これが、阿武隈川が常日頃意識していること。
なぜなら美容師は普通のサービス業と違って、
お客様と共に生きていくことが出来るから。
■【いつもと一緒】を提供したい
【いつもと一緒】とは、
【いつもと同じ髪型の提供】ではなくて、
【いつも良い時間(空間)の提供】
媚びを売るということや、
お世辞を言うことでもなく、
やたらと特別なサービスを提供するわけでもなく、
毎回お客様が「あ~、今日も良い時間だったな~」と自然に思う。
それを
100発100中で提供できるようにしたいということが、【阿武隈川の目指しているサービス】であります。
■【いつもと一緒】にするために、【人間力】と【時間】の意識をしている
◆【人間力】
例えば、いつも明るいお客様が、今回は暗い雰囲気に見える。
そのような時にも
元気を与えたり、共感したり、解決へと導いたり、などなどなど
あらゆる場面でも、良い時間を提供出来る自分であるための【人間力】
◆【時間】
どんなに忙がしい時でも、いつもよりお客様に接する時間が短くなってしまう時でも、
(当店では完全予約制のため、ないですが)
良い時間を提供するための
【時間】の活用の仕方や作り方。
■人間力を磨くためには、どうするか
阿武隈川が実践する人間力の磨き方は、
- 自分が素敵だと思う方々とコミュニケーションをとる
- 映画を見る
- 小説を読む
- 素敵だと思う人をSNSでフォローする
ようするに、
実際の人物であれ架空の人物であれ、
【人としての素敵な価値観】をたくさんインプットすること。
そして、まさに当ブログのように
アウトプットし続けることで、インプットした情報を自身に落とし込むこと。
こんな真面目なブログは、自分のために書いているようなものです。
■丁寧=時間をかける。は、【サービスとして最悪】と言い聞かせる
次は【時間】について。
かつての自分は、時間でサービスを提供していました。
時間でサービスとは、
- ゆっくりカット
- ゆっくり薬剤塗布
- 話ながら施術していて、手が動いていない
なぜ、時間でサービスをしようと当時考えたのか?
それは、
過去の自分が、美容の仕事に自信がなかったからに他ならない。
例えばカット内容によっては、阿武隈川の場合、丁寧にしても5分で終わる時もあります。
ですが、この5分でカット料金をもらえる【自信がない】から、時間をかける=丁寧と考えて、ゆっくりカットしていた時がありました。
■1秒でも時間を過ぎたら、料金をいただくわけにはいかない、ぐらいの緊張感を
どんな試験でも、1秒でも時間が過ぎたら、終了であり、
短時間で高クオリティを提供出来るから【プロ】であり、1秒でも時間を過ぎれば【ただの趣味】
それぐらいの緊張感を自分に課しています。
だからこそ、
時間内でどうやったら自分の提供したいパフォーマンスを出来るか、
今でもずっと考えています。
■自分がアシスタントの頃を振り返ると、時間にムラのある先輩みたいには絶対になりたくない。と反面教師にしていた
アシスタントの時に最悪だったことが、
【時間にムラのある(もしくは仕事が遅い)スタイリストのアシスタントにつくこと】
アシスタント当時、
よくスタイリストに「もっとタイミングを合わせろ」と怒られてましたが、
「お前のスピードのムラがありすぎて(もしくは遅くて)合わせられないんだよ」
と、心の中で思っていました。
生意気かもしれませんが、間違ってなかったとスタイリストになった今も尚正しいと思います。
その証拠に、
【忙しい日でも暇な日でも、朝でも夜でも、いつもと一緒を提供】していた売上トップの先輩は仕事がものすごく速く、
いつもタイミングが合っていたし、
(むしろ合わせてもらっていたと思う)
当時も今でも先輩のことを尊敬しています。
■自分が知る限り、いつもスピードが一緒(速い)の美容師の方が格段に上手くて、お客様からも支持されていて、売れている
多くのお客様に支持されるようになったら(もしくは支持されたいなら)、必然的にスピードが要求されます。
お客様と深い関係を築きたいなら、時間に誠実であることは、最低条件。
5分ぐらい時間すぎちゃってもいいやー。
なんて、緊張感もなく自分にあまえてたら、それは仕事ではなくてもはや遊び。
【5分過ぎることが悪いのではなく、その心構えに問題がある】
そんな心構えでは、必ずどこかでお客様との信頼関係に傷をつける。と自分に言い聞かせています。
■お客様とどのように付き合っていきたいか、と本気で考えたら、自ずと答えが出て、行動になる。
自身の美容師としての、大きいコンセプトは、
【美容と自分を通じて、お客様の人生を幸せにすること】
目先の1回だけを幸せにするだけであれば、特別なサービスも当然ありなのですが、
一生担当させていただきたいと考えたときには、
特別なサービスよりも、いつもと一緒というサービスに自分は【誠実さ】を感じます。
やらなければならないことは、
いつもと一緒のレベルを向上させること。
【今の120%を、1年後には80%(余裕をもって100発100中)で、提供出来る自分作り】
をしていきたいと思っております。
ちゃお!